声優 松崎亜希子のかんづめ
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2013.05.01 Wednesday
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髪切りました。
二年間、伸ばした髪を切りました。
バッサリ。
ショートカットぞ。
久しぶりに短くてウキウキ。
おとこのこみたいかな?
春夏はアクティブに。
うひひ〜。
2012.05.15 Tuesday
金瓶梅〜5
乙女企画クロジ☆は今回で正式には区切りをつけます。これからは「クロジ」となり、また変わらず、前進していけたらと思っています。
乙女企画で10回まできました。
10回だって。ははは。
この10回は決して平坦なものでも穏やかなだけでもなかった。
私と美里は何度となく喧嘩もしたし、胃液でるくらいストレスが溜まる事だってあった。普通にニコニコ楽しく生きていけたらいいのにと眠れない日も沢山あった。でも、気付けば2人だけで背中合わせでギラギラ闘わなくても、応援してくれるお客様、一緒に闘ってくれる仲間が沢山増えていた。
野良みたいだったあたしたちが少しづつ人を頼る事を覚えて、たまに裏切られてギラギラして、でもまた信頼して…そうやって少しづつ進んだ10回でした。
嘘みたいです。
あ、嘘みたいな記憶ですが、その昔、夜中に裸足の美里と美里の靴を持ったあたしは知らない駐車場で「悔しい」と2人号泣したことがあります。多分小雨も降っていました。中島みゆきさんの歌のようですが本当です。
今でも忘れないあたしの執念深さが空恐ろしいですが、私達はきっと「悔しい」とお客様の「面白かった」のお陰でここまで来れたのだと思います。
だから、本当に本当にただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
愛を見せる事ができるマシンがあったら、みんな驚いちゃうくらいの愛を感じているんですよ。あたし。
ああ、そうだ。
クロジの打ち上げの話。
打ち上げって、大入袋を役者スタッフみんなに配るのですが、クロジは美里とあたしで一人一人にお礼やらなんやら言いながら渡していくのですよ。
これ、一時間くらいかかって、尚且つお礼を込めて愛をさけぶので、大抵あたしはこれで喉を傷めるのですがね、この大入渡す時、一言づつみんなにもコメントもらうのですが、あのね、みんなの言葉が本当に嬉しくて、大切にとってあります。あたしの中に。
だから、内緒なんだけど、1つだけ。ずっとずっと一緒に乙女企画クロジ☆を作っていってくれたくぢらさんが「これからも、こいつらをよろしくお願いします。」とみんなに頭を下げてくれた時、号泣するかと思った。ああ、10回やってきて本当に良かったと思った。
さあ、さて、あたしたちの金瓶梅、ようやく終わりました。
乙女企画クロジ☆「異説 金瓶梅」、本当に終わりです。
待っていてくれた皆様、ご観劇いただいた皆様、応援して下さった皆様。
本当にありがとうございます。
お礼なんていくら言ってもたりないよ。感謝だけがずっとずっと波のように、静かに胸の中を静かにたよっています。
この力を、次のクロジに注ぎ込めるように頑張ります。
また、劇場でお会いできたら、本当に幸せです。
感謝と愛を込めて
松崎亜希子
2012.05.14 Monday
金瓶梅〜4
出来上がった台本を役者へ。
一年間、スケジュールをこじ開けてくれた役者たちへとわたす。
みんな、家族みたいだった。
でも、戦士だった。
台本が変わった事で演出もガラリと変わった。演出三浦氏も戦士みたいだった。
ひたすら、ただひたすらに、求められて答えて、答えたくて届かなくて、傷付いて、全員満身創痍だった。
余裕をなくして、気をつかわせたりした、主にあたしが。本当にごめん。
ただ、届きたいと目指す場所は同じだから、それだけが心強かった。
そして、闘いは、役者演出だけでなくて、美術家や舞台監督、スタッフの方々もずっとずっと戦ってくれた。
割に合わない。本当に割に合わない仕事量をただひたすらに答えてくれて、あたしたちが安心して芝居できるのも、本当にスタッフの方々のお陰なのだ。
だから、あたしたちは自分の仕事をただただ全うできた。
そうやって、ガリガリガリガリと金瓶梅は出来ていった。
恋愛のお話でなく、藩金蓮の人生を描きたかった。
希代の悪女ではなく、ただ幸せを求めた普通の女の人なクロジの金蓮。
頑張ったね。
探してたものは見つかったかな。
2012.05.14 Monday
金瓶梅〜3
台本を改定しました。
スタッフさんに「ちょ、これ再演でなくて、新作ですよねっ!?」といわれる位改定してます。
気になるところを徹底的に直す。
それがクロジと森悠の決めた事でした。
改定として、まずは、正門慶リサーチを美里がトコトンして報告したり、あたしが正門慶になりきり松門慶として、無茶を言ったりして、それらの要所要所を森さんがまとめて練って、形を整え命を吹き込むというような作業をひたすらにひたすらに続けた。
他の人物もより生身に人間にとひたすら練った。
この作業は、途方もなくて、ゴールも見えなくて、正直苦しい時間だけが何ヵ月も過ぎた。
「苦しいね」とポツリと言い合ったのは1月。本番まで3カ月しかなかった。
同時進行で金蓮や瓶児、月娘など次々に探り潜る作業をひたすらに。
すると、あるひ、ピカリ。
まるで何かのピースがはまったかのように、森さんの台本が息をしはじめた。
それからの、リクエストにもリテイクにも森さんの返しは冴えていたし、早かった。
あのピカリがくるまでも苦しみをしっているから、その後は、魔法のようだった。
だから、本当に作家、森悠に脱帽する。
よくぞ、諦めないでくれた。
本当に、頑張ってくれた。
あたしたちは唯一美里が「金瓶梅をやりたいんだ」と初めて言った姿を知っていて、あの時の彼女のキラキラした眼を忘れられなくて、美里が見たかった金瓶梅をどうしても見せたかったし、一緒に見たかった。
だから、この改定した金瓶梅を心待にしていたのは、あたしたちでもあったのだ。
2012.05.12 Saturday
金瓶梅〜2
確かにあたしは、喜怒哀楽が激しい。
けど、人前ではあまり泣かないんだ。
でも、この二年間は、何かが壊れてしまったのだと思うほど泣いた。
悔しさや、不安で泣き、そのうちに、優しさや、愛で泣いた。
こんなに、色んな人に支えられているのだと本当に見に染みた。
金瓶梅が、出来上がるまでに、本当に沢山の方々のに応援してもらった。
一年前、沢山のスタッフの方々に、公演を延期する事になった旨を電話した時、悔しさや、申し訳なさや、不安が渦巻いて吐き気がするくらい泣いてしまったあたし達を、みんな電話越しに抱きしめるように、必ず一年後に再演しようと、固く約束してくれた。
再演が、決まり、予定より色んな無理な注文が出て恐る恐るお願いするクロジに心配するなと背中を押してくれたのもスタッフのみんなだった。
だから、本番を迎え、芝居を見に来て下さった大道具会社の社長さんが「本当に良かった」と言ってくれて、二人でロビーで泣きあったりした。
他のイベントでたまたまお会いしたお客様に「クロジ☆のチケット、返金しないで再演するまでお守りにお財布に入れてあるんです。」と言われ、嬉しくてひっそり泣いた。
今までクロジに出演して下さった役者の方々が楽屋で「クロジ、10回おめでとうっ!!」と言ってくれて、胸がいっぱになった。
沢山、沢山しんどいことがあった。
その分、沢山沢山、嬉しい事があった。
そんな公演だった。
2012.05.11 Friday
金瓶梅。
約二年間に及ぶ乙女企画クロジ☆の「金瓶梅」が、ようやく、終わった。
終わったのだ。
今でもまだ少し信じられなくて夢をみているようだけど、あの中国の屋敷はもうどこにもない。
わたしの壊したかった正門家は、存在しないのだ。
あ、呉さんの台詞だ。
まだ、いるな。
だから、ちょっとずつ振り返っていければ、と思っています。
お付き合いお願いできれば。
終わったのだ。
今でもまだ少し信じられなくて夢をみているようだけど、あの中国の屋敷はもうどこにもない。
わたしの壊したかった正門家は、存在しないのだ。
あ、呉さんの台詞だ。
まだ、いるな。
だから、ちょっとずつ振り返っていければ、と思っています。
お付き合いお願いできれば。
2012.05.11 Friday
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